胃潰瘍瘢痕や十二指腸潰瘍瘢痕とは?

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胃や十二指腸潰瘍瘢痕

胃潰瘍瘢痕や十二指腸潰瘍瘢痕の進行の度合いや、重症度を診断する上で、いろいろな基準があります。

胃潰瘍瘢痕や、十二指腸潰瘍瘢痕とは?

胃潰瘍ができて治るまでの途中経過の中で、呼ばれる名称です。 下記は、内視鏡で胃潰瘍を観察した場合の、治療経過です。

下記のように、活動期、治癒期、瘢痕期と3つのタイプに分けられるようです。
(下記参照)


★活動期といわれる時期
潰瘍が発生した時期で、浮腫や出血が見られます。潰瘍の底が、厚いコケでおおわれていて、形はいびつでデコボコだったりする。潰瘍の辺緑は、腫れた感じになっている。

やがて、潰瘍の底部分の苔は、白っぽくなっていき、周囲はまだ赤い状態である。

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★だんだん治ってくる治癒期
潰瘍の周辺から、しだいに再生上皮が張り出してきます。潰瘍は、だんだん小さくなってきて、潰瘍の底は盛り上がった感じになり、白苔も小さくなり、少しだけ残っている状態である。

★瘢痕期
潰瘍の特徴でもある、白苔は、完全になくなって胃潰瘍の傷跡の中心、が赤みを帯びている状態。

やがて、赤みが取れて、潰瘍の表面が、再生上皮により完全に覆われる時期です。白っぽい胃潰瘍の傷跡だけが、少し残っている状態になります。

胃潰瘍の治療、もしくは胃潰瘍の再発を防止するには、この瘢痕期と言われる時期までは、きちんと医師が出された薬は、最後まで飲みきりましょう。

活動期と呼ばれる時期も、病院でもらった薬がだんだん効いてくると、痛みや胸やけなどの不快症状がなくなってきます。

しかし症状がなくなった=完治した!

と言う訳ではありません。この段階では、まだ症状だけが消えたに過ぎず、潰瘍周辺は前に比べれば治ってはきていますが、まだ白苔が残っていたり、赤みを帯びていたりします。

この時期は、まだ引き続き潰瘍が完全に治ろうとしている途中段階に過ぎません。

途中で、本人の判断で薬を辞めてしまう事は、胃潰瘍が再発するリスクを高めてしまうだけです。

辛い胸やけや、お腹の痛みがまた襲ってきてしまわない為にも、先生のOKが出るまでは、薬を飲み続けましょうネ

胃潰瘍は、ただ胃に傷がある?と言うのではなく、その患部にある潰瘍じたいが、大きくなったり、縮小?したりを繰り返しています。

つまり、潰瘍が発生する→そして縮小する→潰瘍が治る(治癒)→もしくは、新たに再発する!
と言ったサイクルになりやすいのが現状です。

ただ、個人差もありはしますが、初めのうちは、自然治癒する場合もあったり、初発である場合は、比較的、スムーズに完治したりします。そのうち、再発を繰り返すうちに、なかなか治癒しないで長引いたり、どんどん悪化するなど、ますます深刻になってしまいます。

再発に関しては・・・
上記のように、完全に治癒し、二度と再発しない場合もあれば、幾度となく、再発を繰り返す場合もあるのが現状です。

あと重要な事として、もし、まだピロリ菌の検査が、お済みではない場合は、一度ピロリ菌の検査も受けてみましょう。

胃カメラをしなくても、ピロリ菌の検査は可能です。ピロリ菌が原因の潰瘍であれば、ピロリ菌を、しっかり除菌する事で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発は、完全に抑制されるようです。

あと、今まで通りの生活習慣を続けていては、再発組に入ってしまいます。潰瘍は治癒すると、上記のように、最後は瘢痕と言われる傷跡になり残ります。。

この瘢痕部分は、とても弱いので、潰瘍を促すような要因が加わると、この瘢痕部分に、潰瘍が再発しやすくなってしまいます。よって、最後は傷跡となる、この瘢痕部分の赤み?の有無も大切な、判断基準になりますので、最後までは気を抜けません(汗)

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治癒の質も大切!
胃潰瘍や、十二指腸潰瘍は・・・・・

痛みが消えた?=治った!!
とは、いきません(泣)これが、潰瘍の怖さです。痛みは消えても、最後に残る、この瘢痕部分に、まだ赤みを帯びている?可能性もある?と言う事を忘れてはいけません。

そして、潰瘍の原因となる、環境因子の排除は、引き続き継続する事が大切です。潰瘍は、いかに再発させないか?がキモであり、とても重要です!

潰瘍を再発させやすくする原因とは?
まずは、潰瘍や、胃そのものに問題がある???
それは、
・初発の潰瘍が、あまりに大きくて深かった場合
・胃液の酸度が高い場合(体質の問題)

胃酸過多の過多は、もともと潰瘍になりやすい傾向があります。胃酸抑制剤と上手く付き合う事になります。
上記に、当てはまる場合は、再発しやすい!と言われています。

そして、
自分自身でコントロール可能なものとして
・アルコール
・たばこ
・睡眠不足
・肉体的疲労
・ストレス
・不規則な食生活
・食べ過ぎ、飲み過ぎ
・せっかち食い
・途中で、薬(潰瘍)をやめた人

これらは、再発の原因となりますが、自分でコントロール可能な、環境因子です。生活習慣や嗜好などは、本人の努力しだいで、改善は可能かと思います。バランスの摂れた食事をし、充分な睡眠を確保し、ゆっくり休みストレスで疲れた心も、リセットしていきましょう。

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