肝硬変の症状!放置しないで

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肝硬変の原因について

肝臓は、とても再生能力が高い臓器なので、仮に炎症が起きて細胞が破壊されたとしても、傷ついた部分を、どんどん治してしまう力があります。

しかし、これは一時的な炎症の場合です。この炎症が長引いてしまうと、ついに肝臓も悲鳴をあげてしまいます。

すると、今まで炎症が起きても、ちゃんと修復されていたのに、だんだん炎症の修復が追いつかなくなってしまうのです。



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すると、どうなるかと言うと、肝臓が繊維のようになり、肝臓の表面が、だんだんデコボコになり、硬くなっていきます。

これは炎症が起きた部分を、別の組織で穴埋めしようするからです。

また、症状が悪化し・・・・

肝硬変??

を発症してしまうと、肝臓が硬化するだけではなく、肝臓じたいも収縮してしまいます(汗)

肝硬変の原因は、アルコールもそうですが、そのほとんどは、肝炎ウイルスによるものです。

肝硬変は大きく2つに分けられます。

代償性肝硬変
肝細胞が傷つき破壊されてはいるものの、肝臓は何とか機能していている状態です。

非代償性肝硬変
肝細胞の破壊がかなり進み、正常細胞の方が少ないために肝臓本来の役割が、はたせなくなり、クモ状血管腫や黄疸症状、肝硬変などの症状が出ている状態です。

肝硬変の症状が進行すると、胃炎や消化性潰瘍、浮腫(むくみ)、黄疸、糖尿病や胆石、脾臓の腫れなどの合併症と伴う事もあります。
★浮腫(むくみ)
肝臓は体内の水分量の調節や、タンパク質の合成もしています。肝機能が低下する事で、血液中のタンパク質の濃度が低くなり、浮腫(むくみ)として現れます。

水分を引き寄せる働きをする、タンパク質が少なくなると言う事は、水分を血液内に引き寄せる力が低下するので、皮下組織に、水分がたまってしまうのです。これが、むくみが生じる原因です。

それ以外に深刻な合併症として
★食道や胃の静脈瘤
静脈瘤とは、何らかの原因で、静脈がコブのように膨れ上がった状態の事を言います。

何故、肝硬変になると、胃や食道の静脈瘤ができるのか?それは、肝機能が良好であれば、門脈の中に流れ込む血液はスムーズに肝臓を通り心臓へと向かう事ができます。

ところが、肝硬変になると肝臓が線維化してしまいます。この為に、血液の流れに対する、抵抗が増してしまう事が原因です。

しだいに、門脈の中の血液の圧力が高くなり、この血液は肝臓を通って、心臓に戻るのが難しくなるので、他の道を探そうするわけです。

その果てに、探しだした道が、胃や食道静脈瘤と言う形で現れるのです。

胃や食道以外にも、十二指腸や直腸などに静脈瘤ができる場合もあります。このように、門脈内の血流が高くなると、腹水が溜まったり、肝性脳症による意識障害や貧血、血小板減少など合併する事もあります

門脈は下記の図を、参考にして下さい。


★腹水
腹水は、肝硬変の合併症の一つで、胃や食道の静脈瘤同様、門脈圧亢進症が引き金となり、起こります。肝機能が低下し、肝硬変が悪化すると、腹水が溜まりやすくなります。

溜まった腹水は、お腹に針を刺して抜く事ができますが、2日から3日もすれば、また腹水が溜まってしまいます。

重症の肝硬変だと、免疫力の低下していますので、傷口から細菌感染しないよう注意も必要です。

★黄疸症状
黄疸の症状が出ると、皮膚の色や、白目部分が黄色みを帯びてきます。本人が気がつかない場合もあるので、周囲の人が気がついてあげる事も大切です。
★クモ状血管腫
首や胸のあたりにかけて、血管がまるでクモのような感じに浮き出てきます。

他に、出血が止まりづらかったり、青あざができやすい?親指の付け根や、手のひらが赤い?いつもより、濃い茶色のオシッコがでる?何だか、胸が膨らんできた?

などの症状がでた場合も、肝臓の病気を疑ってみましょう。これらの症状がでたら、病院で、まず血液検査や尿検査、エコー、画像撮影などで肝臓の検査をお勧めします。

非代償性肝硬変の方が、当然症状が重いのですが、早めに治療する事で、肝機能の低下を改善する事は可能です。

検査でもし、肝炎ウイルスが発見された場合は、そのウイルスを退治する事と、合併がみられる病気の治療をしながら、肝臓の回復を待ちます。

このように、肝硬変は、上記のような症状や、肝性脳症、肝臓癌になるリスクを、高めるなど命をおびやかすしまう事もあるので注意が必要です。

他の肝臓の病気
脂肪肝 NASH(非アルコール性肝障害) ウイルス性肝炎(A型・B型・C型) 肝のう瘍 肝臓のう胞 肝血管腫 肝硬変 アルコール性肝障害 薬物性肝障害 アレルギー性肝疾患 劇症肝炎 自己免疫肝疾患 肝内結石 ■肝臓癌の症状 肝臓癌の治療 癌の転移と再発


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