肝臓に影がある場合

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肝臓に影について

病院で受けた検査で・・・・

肝臓に影がある??

なんて言われると、一瞬悪い病気なのか?と思ってしまいます。

確かに、肝臓にできる腫瘍のほとんどは、肝臓癌などの悪性のものが多いですが、中には、良性の腫瘍もあります。

良性腫瘍は、正常な細胞が集まってできた、腫瘍の事です!

例えば、【肝血管腫】や【肝細胞腺腫】【胆管上皮腺腫】【炎症性偽腫瘍】などがあります。肝血管腫は、肝臓病の一つでもありますが、これと良く似ているものに、脂肪化を示す、高分化型肝細胞癌があります。

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超音波エコー検査をすると、はっきりと肝臓に影が写るので発見できますが、どちらなのか?を良く識別する必要があります。

また、肝臓に影が見える?ものとして、肝臓に水が溜まる【肝臓のう胞】と言われるものや、肝臓に膿がたまる【肝嚢膿瘍】と言われるものもあります。

まだ、癌にはなっていないものの、前癌病変として、これから癌になろうとしている病変が、腫瘍?として見つかる場合もあります。この病変は、【腺腫様過形成】と言われていますが、慢性肝炎や肝硬変を起こしている肝臓に発症するものです。

通常の結節と比べると、直径が1㎝以上もあり大きいものが見つかります。しかし、この病変がある場合、同時に【異型腺腫様過形成】と言われる悪性細胞が発生している事もあります。

超音波エコー検査を行うと、細胞内に脂肪が蓄積しているのが確認できますので、はっきりと分かります。

肝臓にできる腫瘍は、肝硬変を伴う場合と、そうでない場合があります。肝硬変を伴わない、良性の腫瘍で肝臓の表面に、1ヶだけできる腫瘍もあります。

これは、男性だけでなく女性にも多くみられる腫瘍で、【限局性結節性過形成】と言われ、腫瘍の中心に、繊維性斑痕が見られるのが特徴のようです。

また、【結節性再生性過形成】の場合は、肝臓全体に直径数ミリの結節が、広がるようにできます。

そして、肥満傾向にある方や、ステロイドを服用している方に見られる【限局性脂肪化】と言われるものもがあります。これは、部分的な脂肪肝の事で、肝臓の一部に起きた血流異常が原因です。

ただし、脂肪化を伴う初期の癌と、良く似ているので見分けが難しいので、しっかりと検査し確かめる必要があります。


肝臓癌が、影として画像で確認できる時期?
慢性肝炎の時期から、発生した小さな癌の芽が、少しずつ大きくなって、約5年かけて肝硬変まで進行した頃、画像診断などで、確認ができるようになります。

その後は、数か月から~数年で、2倍の大きさになり、急速に癌が発育していきます。できて5年以内の小さな癌は、実際に存在していても、画像に移り込むのは、まだ先になるので、ちょうど境界線にあたる時期の癌は、確かに発見が困難になります。

肝臓に影?として写る頃には、発生した腫瘍も、それなりの年月(5年以上)は経ている可能性が高くなります。


検査の流れ
まずは、血液検査の数値や尿検査で、今の肝機能の状態を把握します。そして、腫瘍マーカー、ウイルスマーカーで、ウイルスの特定をします。

後は、他に気になる症状がないか?も重要な判断材料となります。そして、超音波検査、CT、MRI検査などの画像診断で情報収集します。

必要に応じて、腹腔鏡検査をする場合もあります。

早期の肝臓癌の場合は、癌化どうか?の区別が難しいので、最終的な判断は、肝臓に直接針を刺して、病変の一部を採集する、肝生検で確定診断します。

採集した病変は、病理検査にまわされ、1週間後くらいに検査結果がでる事になります。

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