粘液便とは?

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粘液便の原因


粘液は、口の中を初め、体内の臓器の至る所に存在しています。体内で、この粘液は、いわばバリアーのような働きをしていて、必要に応じて、その粘液の量が、過剰に増える事があります。

症状としては、
これらの粘液が、ウンチに付いて出てきたり、粘液だけが出る場合もあります。色もさまざまで、透明のものから、緑がかったもの、ピンクがかったもの、赤っぽいもの、そして、その中でも、一番多いのが、白っぽい粘液や、白い膜がはったようなもの?です。

これらを総称して・・・

粘液便??

と言われています。

ただ大切なのは、この粘液と言われるものは、ただ意味もなく出ている訳ではなく、それは、必要だから出ています。体内は、口の中の唾液を初め、胃や大腸など、体内の臓器は、粘液で保護されているわけです。このように、粘液は、外部から進入してくる、細菌やアレルギー物質、そして発がん物質からも、守ってくれています。



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また、腸内では、ウンチをスムーズに出すために、滑りを良くする作用もあります。この粘液がないと、便が硬めな方の場合、ウンチがスムーズに出なくて困ります(汗)便秘に拍車をかけてしまう?なんて状況は避けたいわけです。粘液は多すぎても少な過ぎても、良くありません・・・

適度な粘液が、常に一定量、保たれる事で、腸内の環境バランスを維持しているわけです○^^○

また、粘液便が出ると、ついつい粘液にばかりに、気がいってしまいますが、粘液は、その土台ともなる、粘膜から分泌されている事を忘れてはいけません・・・この肝心かなめの粘膜を強く健康に保つ事が、一番のキモ!になります。粘膜を強くし、トラブルに負けないようにする事も大切です。今ある粘膜の状態が良ければ、病気を寄せ付けない体を作る事ができます。

過剰な粘液便??
では、どのような時に、腸内で過剰な粘液が過剰になってしまうのか?
それは、いわば腸内で緊急事態が起きているときです。!例えば、何らの原因で腸内に傷???が出来てしまう?など・・・
では、なぜ、腸内に傷ができる?のか?

SOS!!!!!
●大腸が傷つく原因
・食べ過ぎ
・大腸内視鏡検査
(検査時に、大腸を傷つけてしまった場合)
・過剰なストレス
・下痢や便秘
・アレルギー
・悪玉菌が一気に優勢になる
・薬の影響
・冷たいものの飲み過ぎ

上記のように、腸管が急激に動き出すなど、外部からの刺激やストレス、アレルギーなどにより、粘液便としてあらわれます。

上記にもありますが、ストレスと言うヤツは、どのような病気にも関与してきます。いつも、ストレスためていませんか?疲れすぎも要注意です。ストレスは、大腸にも深刻に影響してきますので、途中で息抜きや気分転換は大切です(汗)

このように
ある日、何かのきっかけで腸の粘液が傷ついてしまうと、傷ついた組織を保護するために、腸内では、沢山の粘液が分泌されます。つまり、この時に、分泌された粘液が、ウンチと混ざり合い、一緒に出て来る事になります、これこそが粘液便の正体です。

●粘液便は、どのように進行するのか?
初めは、タマゴの白身のような透明な粘液便から始まります。この時は、まだ腹痛などの症状を伴う事も少ないです。色も透明なので、この時点ではあまり気がつかない?事もあるかもしれません。

そして、この後、少しだけ、白っぽい粘液便や、白い膜がはったようなもの、黄色や茶色がかった粘液便が出るようになります。しかし、このような粘液便であれば、比較的、一過性もなものが多いようです。つまり、腸内にできてしまった傷が修復されてしまえば、自然に治っていきます。

しかし、さらに症状が悪化してしまうと、お腹が痛くなったり、ウンチに血が混ざるような、ピンクや赤色の混じった粘血便へと変わってきます。出血量が多いと、粘血便以外に、しだいに下血を伴うようになります。

●一過性の下痢?
下痢の場合ですと、シャビシャビのウンチになるので、ウンチだけ、あっという間に出て、炎症によって増えた粘液だけ腸内に残る傾向にあります。これも、炎症に対処する為に、必要で分泌された粘液なので、良い状況ではなきにしろ、下痢が治まれば改善されます。

よって、一過性のものであれば問題ないと言う事になります。普段のウンチに、ぱっと見で分かるような、粘液ががつくような事は、あまりない事なので、何か悪い病気なのでは?と心配になるかもしれません・・・。しかし、これも防衛反応の一つで、正常な反応なわけです○^^○

●もしかして、病気の可能性?
白や透明の粘液便!であっても、その粘液の量が、あまりにも多すぎる?場合や、いつまでも粘液便が出続ける?ような場合は、他の病気のシグナル?が出ている可能性もあります。これらの炎症によるサイン!を見逃さないようにしましょう。

あと、粘液便以外に、お腹の痛みや、熱がないか?もご確認下さい。

●長引く下痢?に注意!
粘液便を伴う、長引く下痢は、腸内に潰瘍が出来ている可能性があり、その場合、ぱっと見で粘液が目立つ傾向があります。

●血が混ざる粘液便
ピンク色がかった粘液便や、血が混ざる?ような粘液便の場合・・・
色が鮮やか場合は、比較的、肛門からの出血(痔)に粘液が混ざった?場合もありますが、中には、肛門付近の、S字結腸に癌ができて、炎症性の粘液に血が混じっている場合もあるので、この場合、どちらなのか?確認する必要がありそうです。

●緑色の粘液便?
胆汁に含まれる色素のせいで、そのほとんどは問題ありませんが、中には例外もあるので、長引くようであれば、御注意下さい。



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一言メモ
肌の乾燥=粘膜の乾燥???
肌が乾燥している?と感じる人は、体内の粘液量も少なく、粘膜も乾燥傾向にある?つまり、粘液で守りきれないので、胃や十二指腸、大腸などのトラブルも多くなる?傾向にあるようです。肌トラブルと、粘膜トラブルは、実はつながっている?そうなのです。

粘液不足に注意!!!
粘液は、外敵から身を守る、いわば装備のようなものです。いかに、外部からの侵入から身をを守るのか?その為には、常に粘液で潤っている事が大切と言う事になります。

例えば、腸だけでなく、口の中も一緒です。唾液が充分に出ている人は、風邪などの病気になりにくくなります。

しっかりと、唾液を出すためには、良く噛んで食事をする週間をつけるとGOODです^^

粘膜が健康なら、唾液もしっかり出ますし、この事は、腸内など各臓器でも同じ事が言える!と言う事になります

大腸の粘膜??
ウンチは、今ある健康状態をあらわす、鏡のようなものです。大腸の粘膜が元気であれば免疫力も上がり、さまざまな病気から身を守る手段になります。大腸でも、しっかり必要な粘液が出せれば、アレルギーや潰瘍になるリスク、も減らす事ができます。健康になりたいのであれば、まず大腸から磨いていくのが、一番の近道かもしれません。

大腸が悲鳴をあげてしまう前に、大腸を傷つけてしまう原因となっているものを、まず排除する必要があります。一度自分の生活週間を見直してみましょう。体が出してくるシグナルに、速やかに耳を傾け、症状の悪化を食い止める事が大切です。

毎日、体調が良い日ばかりではないかもしれません。時に腸がくたびれてしまう日もあるかもしれません。完璧ではないにしろ、健康な腸に近づく事は充分可能です。大腸に負担のかかる生活をしていないか?一度確認してみましょう。

食生活が乱れると、腸の働きが、ぐ~~んと悪くなってしまいます。すると、腸も傷つきやすくなり、粘液便も出やすくなってしまいます。食事に時間をかけず、サッサと済ませてはいませんか?あまり良く噛まず、流し込むように食べたり、一気食い、一気飲みなどをしてしまうと、腸管にも急に食物が入ってくる事になります。すると、大腸はそれに驚き、急に慌てて動き出す事になります。

すると、腹痛を起こしたり、食物の消化する消化器官に大きく負担をかけてしまいます。このような食事は、粘液便を異常に増やす原因です。健康に潤う程度の粘液は有効ですが、多過ぎる粘液便は異常事態ですからネ(汗)大腸を思いやり、食べ物は良~く噛んで頂きましょう。

●悪玉菌優勢に注意!
腸管内が、健康的に潤っていると、善玉菌が増えますが、粘液が不足してしまうと、逆に悪玉菌が増えてしまい悪循環に陥ります。悪玉菌を増えすぎると、当然のこと、腸内環境が一気に悪化します。悪玉菌は、体に有害なガスを出しますので、それが腸壁の傷つけてしまいます。腸内環境が悪くなり過ぎないようにする事も、粘液便を防ぐ事につながります。

また、腸内細菌は、とてもデリケートなので、抗生剤などの薬を飲んだりしても、善玉菌は一気に減少してしまいます。さらに、輪をかけ、日和菌と言う、どっちつかずの腸内細菌が、優勢な方へ味方するので、今まで、善玉菌に付いていた、日和菌はサッサ悪玉菌に乗り換えてしまうのです。

すると、一気に悪玉菌が優勢になるとい言う、非常にありえない事態となり、腸内を荒らしてしまうわけです。この、優柔不断な日和菌は、その時々の状況で、ころっと立場を変えてしまうのです。つまり、粘液便は悪玉菌が優勢になっている?シグナルも可能性もあります。

この日和菌を、出来るだけ味方に付けて置くには善玉菌を、悪玉菌より、やや優勢にしておく必要があるわけです。ま、凄く優勢にしておくに超した事はありませんが^^

もしも、白い粘液便が、薬の影響で善玉菌が減少?した事が直接の原因なのであれば、その原因となった薬を止めてしまえば、この症状は治まります。例えば、風邪などで、抗生剤を飲まざるおえなかった?としても、抗生剤等の場合、最後まで飲みきらないといけない、お薬なので、仕方ありません、これも、一時的なものなので、心配ないですし、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

その場合、悪玉菌が優勢にならないよう、食物繊維を積極的に摂るなど、食事面を工夫する事で、極力回避しましょう。便秘にも下痢にも効果的な食材に、水溶性食物繊維を含むリンゴがあります。

水溶性の食物繊維は、字のごとく、水に溶ける!ので、お腹の中で溶け、腸内の老廃物をからめ取り、外へ排出するのに持って来い!!なのです。お腹の中をピカピカにしてくれます。便秘下痢どちらにも効くのが嬉しいですね。

できるだけ、皮ごと食べましょう。あと、納豆もお勧めです。あのネバネバ成分は、腸内でウンチの移動をスムーズにするだけでなく、適度な水分を含みますので、便のかさ増しにも有効です。また、嬉しいのは善玉菌を増やしてくれる効果も期待できます。

また、アレルギーが引き金となって、粘液便が出る場合もありますが、こうしたアレルギーに対処するには、発酵食品です。ヨーグルトに入れて、食べるのもGOODですね。アレルギー体質の方は、積極的に発酵食品を食べましょう●^^●

調味料も、塩麹や、醤油麹、みそ、醤油、本みりんなどの発酵調味料を、上手く使いこなすのも、一つの手です。野菜炒めなどの味付けも、麹を入れるだけで、良い隠し味になるので、美味しくなり健康にも良いです^^

あと、腸内を、無駄に傷つけないためには、心の安定も大切です。緊張や不安、日常でさらされるストレス、生活環境は、人それぞれ違いますが、精神が不安定だと、いずれそれは体調にも正比例してきます。ストレスは、脳、胃や十二指腸、そして大腸、さらに全身に影響を及ぼします。まずは、心を元気にしてあげましょう。

上手にストレスを解除し、いつまでも長引かせない事です。息抜きできるような趣味を見つけましょう。心の底からリラックスし、疲れた心を癒す時間は、絶対に必要です。そして、嫌な事は、サッサと忘れ、ぐっすり眠りましょう。

粘膜を守り、皮膚を強くするには?
DHA.EPA.DPAなどの、オメガ3脂肪酸を多く含むものを、摂取しましょう。例えば、アジ、いわし、さば、鮭、などの青背の魚です。オヤツがわりにクルミや栗などもお勧めです。枝豆や大豆などのマメ製品も摂りましょう。食用油は、亜麻仁油や、しそ油、えごま油などが、健康な粘膜を作る事に貢献してますので、ぜひ摂り入れたい油です。

良い油は、体中の粘液の状態を良くし、そして潤いのある粘膜に近づける事ができます。大腸の粘膜にかかる負担を、少しでも軽くしてあげる事が、すべての健康につながります。いつも頑張って、働いてくれてくれている、大腸を優しくいたわり、トラブルなし!の元気な大腸にしてあげたいものです^^



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