脊椎腫瘍☆癌の骨転移(だんだん痛みが強くなる)
脊椎とは、背骨を構成する一つ一つの骨の事です。背骨や筋肉に発生する原発性の腫瘍の多くは、良性のものが多く発生頻度もそれほど高くありません。脊椎で発見される・・・・
悪性の脊椎腫瘍??
のほとんどは、他の臓器や組織で出来た癌が、骨まで転移したものです。例えば前立腺癌や肺がん、乳がん、甲状腺癌、胃癌、大腸癌、肝臓癌、子宮癌、腎臓癌などです。まずは、X線検査をしてさらに、小さな癌はCTやMRIでないと分かりません。
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必要に応じて、骨シンチグラフィーや、PET検査などが行われます。
骨は、癌の転移が起きやすい場所でもあり、その中でも多いのが背骨や骨盤への転移です。癌が背骨に転移すると、まず腰痛として現れるのです。
癌にむしばまれた骨は、だんだん弱くなり、些細な事で骨折しやすくなります。過去に癌の既住歴のある人が、腰痛を訴えその痛みが、だんだん強くなるようであれば、癌の骨転移が疑われます。
癌の病巣が限局している場合は、手術で切除可能です。その他の治療としては、化学療法と放射線療法を組み合わせます。また、前立腺癌や乳がんの骨転移は、ホルモン療法なども行われます。
癌の中でも、乳がんや肝臓癌、前立腺癌、甲状腺癌などは特に、骨への転移をおこしやすい癌です。
しかし、どれだけ調べてもどこが原発なのか?分からない場合や、初めから脊髄に腫瘍ができる、骨髄腫や血管腫と言われるものもあります。
☆脊椎腫瘍の症状
脊椎に癌が転移すると、激しい腰痛が伴い、痛みの特徴としては夜寝ていても、安静にしていても痛みが持続する点です。
痛みがだんだん強くなる?たたくと痛みがひびく?などですが、過去に癌の既住歴のある人は要注意です。
そして、腰の痛みも慢性化してきます。どんな姿勢でいても楽になる体位がない場合は、脊椎腫瘍や他の病気の場合も考えられますので早めに受診しましょう。
背骨には、多くの神経が通っています。腫瘍が神経を圧迫するようになると、下肢に麻痺症状が起きるようになり、排尿障害や排便障害を伴うようになってきます。
もし、脊椎に腫瘍が見つかった場合は、手術で腫瘍を取り除きます。外科的手術で、腫瘍の除去が困難な場合は、化学療法や放射線療法などになります。
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