腰痛の種類
腰痛のタイプを知る事は、腰痛の原因を探る上で、役に立ちます。
例えば、急性のものなのか？それとも慢性的な腰痛なのか？痛むタイミングなどによっても違ってきます。
急性の腰痛
突然起こる痛みで、その原因に心当たりがあるか？急性の腰痛のほとんどは、どこかで腰痛に引き金になった動作がある場合が多いです。
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★腰の痛みのタイプ★
重い物を持ったり、激しい運動などで突然引き起こされるもの、筋肉疲労や、肉離れ、姿勢の悪さからくるのもなどです。安静にしている時は、それほど痛まないけど、動くと痛む場合が多いです。痛みの部位も、腰だけ痛い（局所痛）なのか？それとも、お尻や足の方まで痛みが来る場合は、背骨から出ている神経にまで、炎症を起こしている可能性が高くなります。
急に腰痛が起きた場合は・・
まずは、落ちついて安静にできる場所まで移動し、下記の中で、一番楽な方法で安静にします。外にいる場合は、床ではなく、イスに腰掛けるようにします。
①痛む側を下にして、この時必ず両膝は曲げて、横向きになると楽です。痛みが強い場合は、さらに足の間に、クッションなどを挟むと良いです。
②仰向けになって、両膝を立て安静にする。この姿勢は、一番、骨盤が安定し、腰や背中の筋肉を、リラックスさせる事ができる良い状態です。
足の膝下にクッションを入れると、背中が気持良く伸びるので、よりリラックスできます。足のむくみも緩和し、脳や内臓への血流も良くなります。腰が弱い方が、休憩する時などは、この姿勢がお勧めです
また、足を高くした方が楽な場合は、座布団などを、何枚か重ね、腰が最も楽になる位置まで、調整し足を高くしても良いです。
急性の腰痛の場合は、安静にする事で、そのほとんどが軽くなります。寒ければ、毛布などを掛けて体を冷やさないようにしましょう。
原因不明の腰痛
しかし、中には思い当たる原因もないのに、突然痛くなる場合や、朝起きたら腰が痛かった？と言う場合もあります。これらの原因不明の腰痛の場合は、腰痛以外の症状にも注意が必要です。
この場合は、じっと安静にしていようが、とにかく動きや姿勢に関係なく、１日中腰が痛い場合？は、骨折や腫瘍、感染病など、他の病気の可能性も高くなります。
慢性的な腰痛
いつから痛い？のか分からないような慢性的な腰痛の場合も、腰痛のきっかけになった動作が、きっとあるはずです。
慢性腰痛のほとんどは、痛みにも波がある場合が多く、安静にしたり、薬で一時的に痛みが軽くなったとしても、何かの拍子で、また痛みがぶり返したりする事もあります。
腰痛を引き起こすキッカケになる動作
日常の何気ない動作の中に、腰痛の原因が潜んでいます。自分が普段何気にしている動作を、振り返ってみましょう。
片方の手だけで重い荷物を持つ。
机の上で片肘をつく。
片肘をついて寝ころぶ。
足を組む。
椅子に座る時、浅く座る。（背中を、背もたれに付けず、背中に空間ができる座り方は腰を傷めます）・・椅子に座る時は、背中をしっかりつけて、深く座るようにしましょう。
長時間、椅子に座り続ける。
赤ちゃんや子供を抱き上げる。小さなお子様がいれば、必然的に抱き上げる事もありますが、腰が弱い人は、抱き上げたまま立ち姿勢より、そのまま椅子に腰かけると良いですね。
中腰や、前かがみの姿勢での作業。
前かがみで、重い荷物を持つ。
例えば、高い所にある物を、取る時のような、背中が反るような姿勢は、腰に負担がかかります。
日常生活で、普段あまり気にせずやっている仕草や姿勢などの習慣が、じわじわと腰に負担をかけ、そのしわ寄せが腰痛として出る事もあります。
この時点で、思い当たる姿勢や仕草などで、ピン！と来る事が、あるかもしれません。しかし、腰痛の直接的な原因は、確かに、腰に負担がかかる事にあるのですが、
その根本には、まず運動不足による筋力の低下、背骨の動きの悪さなども関係しています。
上記にもある、腰痛の引き金となる姿勢に、長時間イスに座り続ける！とありますが、何故これがダメなのか？
それは、座り続ける事により、背骨の動きがほとんどなくなるからです。背骨の動きがほとんどなくなると、、首から背中、腰にかけての筋肉が硬直してしまい腰痛の引き金となります。
姿勢が良くなれば、骨や内臓にかかる負担も当然、軽くなり体全体の調子が良くなります。
姿勢の悪さは、まず骨盤に反映され、背骨へと広がり、骨格のゆがみにつながります。姿勢が悪い人は、背骨がゆがんでいる人がほとんどです。
そこで、自分の背骨が曲がっていないかチェックしてみましょう。
背骨のゆがみをチェック
（図でわかりやすく説明してあります＾＾）
背骨のゆがみは、全身のゆがみにつながります。
腰痛を治すには、悪い姿勢や仕草等を改善する必要がありますが、運動をして筋力を付ける事により、悪い姿勢も改善されます。
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